コミュニケーションをとる際は、相手への気遣いも大切

一方的なコミュニケーションは信頼を失う

ストレスを溜め込まないためにも、誰かに打ち明けることは大切です。しかし、話を聞いてほしいあまりに、つい一方的に話してしまう人は少なくありません。特に、親しい人であれば打ち明けやすいこともあり、相手への気遣いよりも自分の話が優先してしまうのです。本来、打ち明けられる人がいるのは、貴重でありがたいものです。ただ、相談することが当たり前になると、そのありがたみに気付きにくくなります。何でも話し合える関係性に発展するまでには、相当な時間がかかるものです。それが一方的なコミュニケーションによって、一瞬で崩れ落ちてしまいます。

親しき仲にも礼儀ありということわざの通り、何でも話せる相手だからこそ気遣いが大切なのです。

コミュニケーションのポイント

悩みを打ち明けるとなると、どうしても雰囲気が重くなりがちです。話す内容も表情も暗いと、相手まで負の感情を抱いてしまいます。悩みは打ち明けてかまいませんが、できるだけ簡潔にまとめましょう。考えすぎると忘れられなくなり、どんどん深みにはまってしまいます。簡潔にまとめれば必要以上に考えずに済み、相手にも内容が伝わりやすくなります。また、必ず悩みを話さなければならないわけではありません。話すことで嫌な記憶を鮮明に思い出してしまい、もっと辛くなることもあるのです。内容によっては、聞いている相手もしんどくなるかもしれません。

お互いが辛くなるようであれば、悩みとは全く関係のない話をしましょう。例えば、趣味や好きな芸能人の話などです。何気ない会話を純粋に楽しむだけでも、良い気分転換となります。こうしたさりげない気遣いが、コミュニケーションにおいて大切なポイントなのです。